大根リレーでは応援も白熱する中等部SSF(Sakura Sports Festival)
東京農業大学第一高等学校
東京農業大学第一高等学校中等部
The First High School, Tokyo University of Agriculture
The First Junior High School, Tokyo University of Agriculture

2015年 3月卒業
末吉 美波さん
青山学院大学 理工学部 物理・数理学科 4年生
楽しく取り組むことが出来た就職活動
■ 高校卒業から
今に至るまでのことを教えてください。
高校卒業後は、青山学院大学の理工学部に進学しました。
大学では、昔から得意であった物理の勉強に励む傍ら、農大一中・一高時代から続けてきた、チアリーディング部に入部しました。そして放課後は、塾講師のアルバイトをしています。(農大一中・一高の生徒を受け持っていたこともあります。)
大学での勉強・体育会系の部活、加えてアルバイトもあり、プライベートな時間はほとんどありませんでした。かなり多忙な4年間でしたが、この目まぐるしい日々を乗り越えることが出来たのは、中学のときからの叶えたい明確な夢があったから。
中3のときに、父親の影響により飛行機が好きになりました。ただ飛行機を見ることや乗ることが“好き”という単純な気持ちが、いつの日か飛行機の整備や技術などに携わる仕事がしたいという“夢”に。そう志してからは、ブレることなく目標に向けて突き進み、大学受験では理工学部がある大学に進学。そしてANAより内定をいただきました。私の就職活動は、夢に向けて計画的に、楽しく取り組むことが出来ました。
入社後は、飛行機の整備士として現場に勤務することが決まっています。まだ夢への第一歩、スタート地点に立ったばかりですが、将来的には飛行機に関する技術向上の手助けができる人材になりたいと思っています。


自分自身の在り方
■ 農大一高での思い出について教えてください。
思い出はたくさんあります。先生にも仲間にも、とにかく環境に恵まれていましたから。
自分の力を最大限に活かす方法を教えてくれた農大一高では、主体性を大切にする授業が多かったです。今思えば自ら率先して問題を解いていく授業スタイルだったからこそ、勉強がしっかり身になったのだと思います。これらは、現在のバイト(塾講師)でも役立っていますね。「まずは、一度自分で解くこと!」そう生徒に教えながら、昔をなつかしく、思い出しています。
私は、もともとかなり内気な性格でした。意見をはっきりと言えるようになったのも、農大一中・一高に通ってから。運動も他の子に比べて全然出来ませんでしたし、大の苦手。どうせ出来ないし、と自分で自分の限界を決めてしまうような子だったと思います。でもどこかで変わりたい…! という気持ちがあって。
その気持ちを理解して、背中を押してくれたのが、当時の担任の先生でした。この先生が顧問を務めていたチアリーディング部に誘われ、入部してからは、私の中で何事にも“チャレンジしてみよう”というポジティブな気持ちが芽生えました。アクロバティックな演技も、下から仲間を“支える”というポジションにやりがいを感じ、どんな時も笑顔で挑めるように成長していました。チアリーディングを続けたことで、私自身を改めて知ることが出来た。中学時代の経験は、青山学院大学チアリーディング部での先輩後輩との関係づくりに活かされ、また『飛行機を支える整備士』という、将来の夢へと自然と繋がっていきました。


新しいことにチャレンジ出来る
■ 後輩へアドバイスがあればお願いします。
農大一高は、やりたいことをやれる環境が整った場所です。歴史ある学校ですが、いい意味で伝統だけに縛られていない。まわりの友人は、とにかく自分をしっかり持っている子が多かったです。その影響もあって、日々の学校生活の中でも、行事や部活動の中でも、自分たち自身で、どうすればもっとよく出来るのかを考えて行動することができました。
出来るか出来ないかは、まず行動してみないとわからない。もし、少しでも思うことや考えていることがあれば、その気持ちを大切にして欲しいと思います。継続して想い続けたことは、必ず自分の身になり、大きく成長出来ます。農大一高の先生方や仲間は、その想いに全力で寄り添ってくれますから。

2015年 3月卒業末吉 美波さん
青山学院大学 理工学部 物理・数理学科 4年生
(2019年1月取材)


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